2018年4月21日土曜日

Clear Cell

4月21日 アクリル
「Future mobility; Clear Cell」
近未来の絵というと、どうしても
シドミードのデザインバリエーションの範囲で語れちゃう所はあると思います。80年代以降はそれ以前にクリーンに描かれがちだった未来絵画が古くなっていくし、ミードのような合理性のある幾何学的なデザインに、ややファンタジーを加味したビジュアルが、ブレラン以降の映画やアニメの哲学と丁度合致したのだと思います。
アキラや攻殻機動隊なんかはいい例でしょう。



鉄やカーボンといったソリッドな素材で作られた車なんかは、デジタルツールのおかげでデザインバリエーション自体は作りやすくなったものの、ややもすると画一的な印象を与えます。
自分は実践的なプロダクトデザイナーではないため、デザイナーを触発させるイメージイラストを描くことしかできませんが、鉄の塊が駆動するようなものではなく、透明で優しく包み込むような、泡とも単細胞生物とも取れない、自由に三次元空間を行き来する、柔らかい素材で出来たモビリティをイメージしました。

この透明なモビリティが主役なので、建築のデザインはやや控えめですが、
自分がいま漠然と思っているのは、植物やキノコのような有機的なイメージに近いです。
こういうのはレトロフューチャーにニュアンスは近いかもしれません。
でも、見るからに無駄はないなってデザインが倦怠期であるなか、現在で定着した近未来イメージを延長上として踏まえた上で、ガウディのようにおもいっきしアートデカダンスを冒険してみれば、
突き進んだ先には何かが見えてくる予感がします。


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追記;未来絵についての考察

細田守がMiraiを発表し、自身の映画を「自分の未来」と言ってるみたいに、
カルチャーにおいては、「未来」の線引きというものはどんどんフリーにはなりつつあると思います。
実際性は薄いかもしれませんが、少なくとも今、自分たちが「近未来と思い込んでいるイメージ」は変わっていくかもしれませんね。
増田セバスチャンのような「カワイイ」が大地を埋め尽くすような未来も個性があっていいかもしれない(あれは完全に趣味の世界だと思う人もいるでしょうが。笑)
実際的ではなくても、自分なりの視点を持って、現実世界に何らかの石を投じて触発させる事は十分可能だと思っています。ちょっと上の絵とは飛躍した話ですが。

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