2018年5月15日火曜日

Erotica

5月14日 油彩 「Erotica」 
妖艶なイメージの妄想のかたわら、
そばで聴いているのはそれとミスマッチなソビエトのクラシック。ショスタコ8番。

4番を作るあたりには、あの悪名高いスターリンの台頭、
前衛芸術が弾圧されます。
まあ、ソビエトのみならず、30年代では日本やヨーロッパでも、前衛的芸術は退廃思想と見なされ敵視されていた時代ですね。

最近は1~3番のアヴァンギャルド時代ばかり聞いてました、この頃も露骨にレーニン万歳!みたいな、真面目に歌えばこっぱずかしい歌詞ですが、
音楽的にはそれまでのアカデミズム絵画をぶち壊すに例えられるような、最先端の音楽。確かに、2番の「ウルトラ対位法」なるものはそれまでのクラシックには無さそうな聴きごたえが。



7番「レニングラード」、8番「戦争交響曲」。
独ソ戦当時のレニングラード(サンクトペテルブルク)で演奏されたまさに命がけのオケもあったらしい。
この戦争によって町は包囲され、飢饉も相まって、都市では公表されているだけでも毎日3000人以上死者を出したとか。
それ、いままで自分がタブローを描いてフォルダーに収めた数よりも多いんですが・・・・。

ショスタコーヴィチ7番はそんなサンクトペテルブルク史上最も凄惨な時代に作られましたが、
楽観的士気を高めるための音楽なのか、そうした凄惨さがあまり感じられません。
逆に8番は藤田嗣治の戦争画のごとく、惨憺たる様が現れてますが、
それがソ連当局には気に入らないらしく、ショスタコ―ヴィチに対する批判が再燃します。

粛清や飢饉にあふれた20世紀の旧ソ、当時そこに生まれなくて
本当に良かったと思ってしまいます・・・・。リアルタイムでこの人の曲を聴いていれば、また
印象は変わるのでしょう。同じ曲なのに・・・・。
だけれども、これは歴史上の音楽として聴くべき、やはり戦争は起きてはなりません。


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