「Tournée du chat noir」 F50 ミクストメディア |
この絵に関しては、だいぶ長い間ずるずる引きずっていたので、
そろそろ箸を止めて、次に移りたいと思います。
アールヌーヴォー時代のスタンランの名ポスター・「黒猫の巡業」へのオマージュです。
Bon voyage! En EURO! 感を大事にしました。
自分が行ってきたのはパリのほんの僅かでしかないですが、
必ずしも今のパリは優雅なイメージとばかりはいってなさそうです。
歩いて行ったのは1~3区。ルーブルやディナークルーズがメインです。
あと、マレ地区の現代アートのギャラリーも。
自分らが滞在して見物してったのは北側だけですが、
ディナークルーズではぐるっとセーヌ川を回ったので、
エッフェル塔も見れました。
18区・19区の間の道をシャルルドゴール空港行きのハイヤーで通った時は、
かなりスラム化していました。
そこでは昔の公営住宅?と思われる建物が立ち並びますが、遠目でも薄暗い感じ。
いたるところに難民のテントや落書きが密集してます。
で、あちこちに怖そうな人が群れているので、
ぱっと車窓から見渡してみても、「ここは本当にパリか?」って感じです。
ハイヤーのフランス在住の日本人いわく、
現在はパリだけは情勢が異様なありさまだそうです。
そりゃそうだよなあ・・・、あんなに東京よりも小さい区画で、いろんなコミュニティが
ひしめき合ってんだもの。そこに、格差や難民の問題とくると。
田舎町に行ってみれば、また印象は違うそうですが。
て、なんでボンボヤージュな絵をプレゼンするはずが、パリのネガキャンじみたことを言ってるんだという感じですが、人間社会の都市の暗部を動物で描く事は、次の機会にしましょう。
大好きです。こんな風にもなってしまうんですね。素敵です。この猫のシリーズも見てみたいですね。
返信削除Merci beaucoup!
返信削除いつものタッチでいこうかなとも思いましたが、時々新陳代謝は必要です。
昔のバンドデシネに出て来そうなデザインと押しの強さを意識しました。
スタンランのカレンダー持っています。このスタイリッシュな猫のカレンダーも素敵かも。すごい楽しい絵ですね。
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